油の話
アトピーのことを調べている時に、「油の種類が重要」っていう説に行き当たった。
油には３種類あるらしい。
- αリレノン酸（オメガ3系）：シソ油、エゴマ油、亜麻仁油などに多く含まれる。体内でEPAやDHAに変換される。
- リノール酸（オメガ6系）：コーン油、紅花油、綿実油、米ぬか油、ピーナツ油、マーガリンなどに多く含まれる。ゴマ油は、リノール酸とオレイン酸が半分ずつくらいで、αリレノン酸は殆ど含まない。
- オレイン酸（オメガ9系）：オリーブオイルに多く含まれる。
現代人はおおむねリノール酸を摂り過ぎ。そして、リノール酸を摂取しすぎるとアレルギー反応が悪化し、αリレノン酸により抑制されるらしい。つまり、アトピーの人は、リノール酸を制限すると共に、αリレノン酸を意識して取ると良いらしい（ま、ほどほどに）。オレイン酸は免疫系に影響を与えず、加熱しても酸化しづらい特性を持っているので、加熱調理に使うといいそうな。
しかし我が家では普通のサラダ油というものを使わず、調理に使うのはもっぱらオリーブオイルかゴマ油なので、普通の人よりリノール酸の摂取量はだいぶ少ないはず。それに、青魚もよく食べていたので、オメガ3系の摂取は結構多かったんじゃないかと思われる。
アトピーになる原因は千差万別というから、私の場合は油が直接の原因とは思いづらいのだが．．．とぶつぶつ言いつつ、こういうネタには弱いので、とりあえずシソ油を買ってみた。小さいボトルで1000円と結構高価。加熱するとαリレノン酸が酸化してしまうそうなので、サラダに使ってみたりしている。ほんのりとシソの実の香りがして、なかなか美味しい。
また、ゴマ油もリノール酸が多く、酸化しやすいので、加熱調理には使わない方がいいという話もある。今までゴマ油を炒め物に使ったりしていたのだが、やめたほうがいいらしい。香りの弱いオリーブオイルか菜種油で炒めて、香り付けにゴマ油をたらすくらいがいいのかも。オリーブオイルは大好きなので良かった！（← 石鹸にもオリーブオイル製を選ぶくらい好き）
参考：
