酔鶏

どこぞで見つけたレシピで酔鶏(酔っ払い鶏)という料理を作ってみた。茹でた鶏もも肉に塩をまぶして、スープ(茹で汁)と紹興酒花椒を混ぜたタレに漬け込んでおくだけ、というとても簡単な料理だ。

ただし茹でかたにちょっとコツがある。
1) まず軽く茹でてから、氷水に入れて締める
2) 次にネギ・生姜と共に沸騰しないくらいの弱火で15分ほどじっくり火を通してから、茹で上がったらまた氷水に入れて締める

氷水によって冷やして締めることで、皮のプリプリ感と肉のしっとり感が向上するらしい。

2時間ほども漬け込めばよいということだったのでその日のうちに食べたところ、それほど味がしみてなくて「ふーん」という程度の出来だったのだが、一晩寝かして次の日に食べたら、旨っ! 味がよくしみて、鶏肉もふんわりと柔らかくジューシーになってて、ずっと美味しくなっていた。2〜3日は作り置きしておけるみたいなので、次は沢山作ってみよう。

こういう、作り置きしておいて美味しくなる料理を見つけると、大量に作ってみたくてしかたなくなる。よく肉の量販店で鶏肉の2Kg入りのパックを安く売っているのを見かけるが、あれを買ってきて全部「酔鶏」にしてみたらどうだろう、友人宅で宴会をやるときに2Kg全部持っていたらウケるのではないだろうか、などと悶々と妄想する。巨大料理好きの悲しい性である。