奈良のたび その1
GWに奈良に行ってた。母によると、私は3歳の時に親につれられて奈良に行ったことがあって、奈良公園の鹿に追いかけられて泣いたそうだ。が、もちろん本人はそんなことは覚えていないので、気分的には今回が初めての奈良旅行。
とりあえず初日は市内の春日大社と東大寺の大仏を見ることにして、近鉄奈良駅で降りてほてほて歩いていると、こんな看板があった。
「国内国宝大仏の17%興福寺にあり」
こんなことを書かれてはたまらない。
興福寺。
国宝館は結構並んでいたが、20分くらいですんなり入れた。内部は残念ながら写真撮影禁止だったが、古い時代の美しい仏像が沢山あってうっとり。
これまで見たことがある仏像というと木製か金属製のものがほとんどだったが、もっと古い時代のものには土で作ったり、木と漆で作ったりしたものがあるというのを初めて知った。長い時代を経た土の仏像はいまにも壊れそうなはかなさで、古代のロマンを感じる。
この国宝館で一番有名なのが、阿修羅像らしい。そういえばどこかで見たことがある。なんとか八部衆のうちの一体なのだが、この像だけ有名なのは、きりりとしたイイ男だからかな。。。
興福寺のiPhoneアプリというのもあって、阿修羅像を360度ぐるぐるまわしながら観察できるらしい。売れてるのかなあ。入れてみようかと思ったが、噂によると最初にお金(450円とか)を払って見えるのは仏像2体分くらいで、他の仏像を見るにはさらに追加料金が必要だとか。なんだかなビジネスモデルなのだった。
興福寺の南円塔。
北円塔というのもあって、期間限定で中に入れたのだが、ここにも国宝級の仏像がざくざくあった。
興福寺からしばらく南に歩いたあたりは奈良町といって、古い木格子造りの家が建ち並んでいる界隈。奈良のあちこちで柿の葉寿司を売っている平宗というお店の本店に行って食事。
柿の葉寿司。
こちらは鮎煮麺。温かい素麺(にゅうめん)に、鮎の焼いたのが乗っているもの。意識したことなかったけど、素麺は奈良名物なのね。
奈良町の入り口に猿池とかいう池があって、その脇を小さな川が流れている。
石の橋の上から覗き込んだら、石の船の上に沢山のお地蔵さんが並んでいた。
船に乗ってどこへ行こうというのか。。。でも、どうも物理的には、川の先には進めそうもなかった。