根菜料理

毎日NHKの朝ドラを見るのが日課だが、この4月から始まった「ひまわり」に出てくる料理がおいしそうでたまらない。
戦前という時代設定と、安曇野という場所設定もあってか、出てくる料理はとても質素なのだが、妙に美味しそうだ。たいてい、根菜の煮物が何種類かと言うかんじで、動物的タンパク質はほとんどない。たまに目刺しみたいな焼き魚が付く程度。

特に主人公に作るお弁当は、大きな玄米のおにぎり2個を入れた弁当箱の隙間に、かぼちゃの炊いたのとか、人参の炒め煮なんかを詰めたという感じで、以前作っていた玄米菜食弁当を彷彿とさせる。

小学生の主人公に、お母さんが作ってくれたお弁当も、野菜のお煮染めに、ほうれん草とかんぴょう(?)と卵焼きを入れた太巻き、と質素だ。でも、卵焼き入りの太巻きは、ごちそうだったんだろうなあ。。。

そんな料理を見ていたら、無性に根菜が食べたくなって、今日は新じゃがの味噌煮と、根菜のきんぴらを作った。ごぼうのきんぴらは、普通に作るのも好きだけど、ざっくり分厚いささがき(ほとんど乱切り)にして、同じくらいのサイズに切った人参と一緒にきんぴらにするのが、最近結構気に入っている。ぶっといごぼうのは歯ごたえがあるので、満足感がある。

花粉症対策で毎日レンコンを要望する同居人のために、今日はついでにレンコンも入れてみた。なので、ごぼうのきんぴらではなくて、「根菜のきんぴら」。

ちなみに、毎日所望される関係上、レンコンだけのきんぴらも、良く作る。
レンコンも、薄切りにして酢水に漬けたのをきんぴらにするのが一般的だけれど、5mm〜1cmくらいの厚切りにしたやつも、むちむちして美味しい。火が通るまでじっくり焼くのがポイント。
花粉症対策としては、皮をむいたり、アクを抜いたりしない方がいいのだそうで、皮付きの厚切りレンコンがごろごろしたきんぴらが、最近の我が家の定番だったりする。縦長に、拍子木のように切るのもむちむちして美味しい。

味付けも、鷹の爪を入れて醤油で甘辛くして胡麻を振るのが定番だけれど、いつも同じだと飽きるので、いろいろやってみている。みたらし団子をイメージして、甘しょっぱく味付けして青のりをふるのもいいし、クミンと一緒に炒めてナンプラーで味付けしたのも、けっこういける。

最近社員食堂のご飯にも飽きたので、玄米菜食弁当もまた復活したいなと考えているんだけど、面倒くさくてなかなかその元気がでないのでした。