牡蠣のオイル漬け

昨年のチリ沖地震の影響だとかで、残念ながら今年の三陸海岸沖の牡蠣はあまり調子がよくないようだ。一方、広島方面の牡蠣は寒さのせいもあってかぷくぷくと太って旨い。生食には向かない海域とのことで、いきおい、火を通したメニューが多くなる。


そんな中で最近はまっているのが、牡蠣のオイル漬け。何年か前にレシピを見て以来ずっと気になっていたのだが、今年初めてチャレンジしてみた。
作り方はすごく簡単。塩水できれいに洗った牡蠣を、ノンスティック加工のフライパンに入れて加熱する。しばらくすると水分が出て牡蠣の身がぷっくりしてくるので、水分が飛ぶくらいまで加熱。水分が飛んだら、オイスターソースを少しまわし入れて、蓋をして蒸し煮にし、最後にまた蓋をとって水分を飛ばす。
粗熱がとれたら、熱湯消毒した瓶に牡蠣を詰め、輪切り唐辛子をぱらぱらと紛れさせて、最後にふちまでオリーブオイルを注ぐ。一日以上置いて味がなじんでから食べる。

これが、旨っ!
牡蠣の香りを楽しむには生が一番だけど、旨味を楽しむには加熱した方がいい。加熱した牡蠣の旨味を凝縮した感じになるオイル漬けなのであった。牡蠣のオイル漬けのカンヅメもたまに売っているけど、自家製の方が全然美味しい。日本酒のアテにぴったり。

ぷくぷく太った牡蠣が安く売られていたら、どうぞお試しあれ。