鴨のオレンジソース

一説によると、5月8日はゴーヤーの日、5月9日は号泣の日、なんだそうである。それはともかく世間一般的には5月の第2日曜日は母の日ということで、我が家でも毎年それなりに祝っている。

わたし:「今年のプレゼントはどうしますかね?」
同居人:「シンプルに、金券でいいんじゃない?」

ということで、プレゼントの方針はシンプルに決まった。若干つまらない感じがしなくもないが、過去に私の選択してきたプレゼント(洋服や電動マッサージ機など)はことごとくスベりまくってきたので、妥当な選択とも言える。

わたし:「じゃあ、あとはカーネーションでも買えばいいか」
同居人:「...あとはかーちゃん的に一番喜ぶのは、やっぱり肉じゃないでしょうか」
わたし:「肉...」


それもそうだね、ということで珍しく肉料理。年末に購入した鴨の胸肉が冷凍庫から発掘されたので、これをフライパンでロースト。皮に切れ目を沢山入れてフライパンでじっくり焼くと、面白いように油が出てくる。ちょっと焼いて休ませて、またちょっと焼いて、最後に皮に蜂蜜を塗って軽くあぶって香ばしさを出す。オレンジの絞り汁と果肉、蜂蜜で作ったソースをかけて、なんとなくそれっぽい鴨のオレンジソースになった。付け合わせは季節のアスパラガス、ルッコラ、新ジャガのローズマリーと一緒にソテーしたのと、トマト。

でも...
わたし:「あーーっ!」
同居人:「ど、どうした!?」
わたし:「塩するの忘れた...」


レシピでは焼く前に肉に塩をすることになっていたが、ころっと忘れていた。また、最後に皮をあぶるときにコショウを振ることになってたが、それも忘れていた。さらに本日レシピを再確認していて気がついたが、オレンジソースにも塩を入れるの忘れてた。ひさびさに洋食をつくったせいか、ボケボケなのであった...。

言い訳すると、肉自体にコクとかすかな塩分があって、塩しなくても結構美味しかった。(←薄味好きのため)


あとは前菜にブルスケッタ3種(トマトとバジル、タラモサラダ、アボカドとホタテ)に、ワラサのカルパッチョ。乾燥ポルチーニ茸をたっぷり入れたリゾット...を作るつもりがなんだか水分が足らなくてピラフっぽくなったもの(笑)。トマトとバジルのブルスケッタは落合シェフのレシピ本を見て丁寧に作ったらうまかったです。