カレーな薬膳

薬膳料理に興味を持って本を見てたら、こんな本があったので買ってみた。

カレーな薬膳

カレーな薬膳

野菜が多く、油が軽くてヘルシーなインド料理のレシピがいろいろ。インド薬膳料理の薦めとともに、いろいろな症状にあわせた薬膳料理のレシピを紹介している。

ちょっと手間のかかるものもあるけれど、基本的にはシンプルで簡単に作れるレシピが多い。スパイスを揃えるのは最初だけちょっと手間だけれど、それほど多くの種類はいらないみたい。クミンにコリアンダーターメリックにレッドチリといったあたりが基本路線で、これだけでも本格的なカレーがいろいろ作れる。とにかく野菜が多いのが気に入って、最近ちょっとだけインドブーム。

昨日は、野菜ばかりのカレー2種。

左は、ムング豆とキャベツのカレー。ムング豆とはモヤシや春雨でおなじみの緑豆のこと。この本を読んで初めて使ってみたが、浸水もせずにいきなり煮ても圧力釜を使えば10分ほどでやわらかくなるのがうれしい。ぐずぐずにやわらかくなったところにザク切りのキャベツどさっと入れて、スパイスと塩で蒸し煮して全体的にドロっとした感じになれば完成。本当は最後に、スパイスを入れて熱した油をざっとかけてテンパリングするところを、油っこいのが苦手なのでとりあえず省略してみたが、優しい味でこれでも十分美味しいと思った。キャベツはビタミンUが豊富で胃腸に優しいというので、ただいま積極的に摂取中なのだ。

右は、カリフラワーとジャガイモを蒸し煮にしたアル・ゴビ(これは別のインド本からのレシピ)。オイルにクミンシードと唐辛子を熱しておいて、ざっくり切ったジャガイモとカリフラワーを入れて蒸し煮し、火が通ったら他のスパイスと塩、ざく切りのトマトを入れてさらに少々蒸し煮する。ジャガイモもカリフラワーも、カレー味と本当に相性がいいと思う。

インド風カレーというのは家で作るには少々敷居が高い感じがしていたのだが、シンプルなレシピが多いし、いくつかの調理のパタンさえ覚えてしまえば色々応用が利くので、だんだん手になじんできた感じがする。それに野菜のカレーは全般に大好きなのだが、家で簡単に作れるというのがうれしい(上の2品を作ってもトータル30分くらいしかかからなかった)。ただ、カレー味はあまりお酒に合わないので、のんべの我が家ではその点だけは問題。