実験第二章「花粉症編」

玄米菜食でアトピーが治るという話に関連して、似たような免疫系のトラブルである花粉症も、菜食をすることで治るという説がある。もちろん体質の違いによって効果に差はあるのだろうが、動物性タンパク質を制限することで花粉症が軽くなる場合があるらしい。私は今のところ花粉症ではないのだが、うちの同居人はこの季節になるとずーっとズビズバいってる花粉症患者。身近に被験者を確保し、実験の第二章「玄米菜食で花粉症が治るのか?」を開始した。

実験の基本方針は、(私のときと大体同じだけれど)以下のとおり。

  • 肉・乳製品・卵を含む動物性タンパク質の摂取を基本的に制限する。ただし魚は少しならよい。
  • 昼食は玄米と野菜のお弁当持参。
  • 朝食と夕食は、動物性タンパク質を除いて通常通り。
  • 朝に必ず飲んでいた牛乳をやめて、代わりに植物性乳酸菌飲料を飲んでもらう。

実験開始後一週間経過する間、おおむね花粉症の症状は軽いか、ほとんど現れなかったらしい。ただ、それが菜食のためなのか、まだ花粉が十分に飛散していないのかよくわからない。「試しに肉を食べてみて、症状が出るかどうか試してみてよー」と言ったら、被験者をモルモットとして扱うことの人道的問題について抗議された。いやいや、科学は時に無情なのだよ。

その後、週末にジョギングで長めの距離を走り、その後で海鮮系居酒屋に行って魚介類を沢山食べたところ、次の日から症状が爆発した。といっても、ジョギングすると花粉を大量に吸い込むので、だいたい症状が悪化する。今回の症状悪化がジョギングのせいなのか、魚介類のせいなのか、今の実験結果からは特定できない。今後の経過を観察したいと思う。