飯田ダレと精進ハンバーグ

テレビ、とくに民放はあまり見ないのだが、例外的に「秘密のケンミンSHOW」は最近気に入ってる。地域ごとに異なる食文化や風習など、あまりに私好みのネタばかりで心憎い。けっこう長い間放送しているらしいのに、いまだにネタが尽きないということは、日本にもまだまだ知られざる文化が沢山あるということかなあ。

昨日の放送では、長野県南部の飯田市ではおでんに「ネギダレ」をかける、というのをやってた。好きな人はおでんばかりでなく、トンカツとか白いご飯とか、なんにでもかけてしまうらしい。美味しそうだったので、うちで再現してみた。

ネギダレは、醤油と酒を同量で合わせた中に、たっぷりの長ネギのみじん切りと鰹節、昆布なんかを入れて数時間寝かせて作った。で、夕飯は、ネギダレの塩分を考慮して薄味にしたおでん。

ネギの風味が利いて、さっぱりして結構うまい。難点は...何を食べてもネギ味になってしまうところか。普通におでんを食べてて、口が飽きたころにネギダレで気分を変える、くらいがいいのかも。

といいつつも、ネギダレでいくつもおでんを食べてたら、だんだん癖になって美味しく感じてきた。だんだん、ご飯にネギダレをかけて食べたくなってきた。むー、飯田市に移住するべきか...?

あとは、先日も書いた精進料理の本を参考に、精進ハンバーグ。水を切ってすり鉢で擂った豆腐と摩り下ろして水を切ったレンコン、片栗粉と塩少々を入れてよくこねたものがタネ。これをハンバーグ型にして少量の油でフライパンで焼いて、最後に醤油と酒・みりんをからめて和風ハンバーグ風に。さっぱりして物足りないのではないかと思ったけれど、レンコンのおかげでとろとろムチムチ感もあって、割と美味しかった。