いろいろ豆ご飯

食い意地張りのくせに調理道具を増やすのが嫌いで、ずっと圧力釜を持っていなかったのだが、玄米菜食を始めてから、あきらめてついに購入した。

当初、玄米のゴワゴワした食感にどうにもなじめない上に、50回噛めと言われてもあごが疲れてしまって、食べるのが非常に辛かった。だが、圧力鍋を買ったらあっさり解決した。今は、24時間くらい水に漬けておいた玄米を、毎朝圧力鍋で20分ほど炊くということを繰り返しているが、これでモッチリと美味しく炊ける。50回噛まなくても飲み込めるやわらかさになり、食べやすくなった。長い時間水につけておくのは、こうしておくと目には見えずとも玄米が発芽した状態になり、栄養がアップするらしい。

それに、圧力鍋にしたおかげで、いろいろな乾燥豆をつかった豆ご飯が簡単にできるようになった。作り方はごく簡単で、玄米を水に浸すときに、一緒に乾燥豆も浸しておく。あとは、圧力釜で一緒に炊いて完成。小豆なんかは水に浸す必要がないので、気が向いたときに鍋に黒米を混ぜた玄米と一緒に入れて炊くだけで、ちょっとお赤飯っぽいのが簡単にできる。豆を入れて炊くと、玄米特有のクセが緩和されて、結構お気に入り。面白がって、色々な豆ご飯にチャレンジしている。

写真は黒豆入り玄米ご飯。年末に煮た黒豆の残りを乾燥豆の状態で残しておいたのを、玄米と一緒に炊いたもの。黒豆の色がご飯に移ってる。味自体は普通。

(黒豆入り玄米ご飯のお弁当。ちなみに左上にあるのは正月用に煮た黒豆を、冷凍しておいたもの。凍ったまま入れたので霜がついてるが、昼ごろには食べごろになる)

先日の温泉旅行で買ってきた「さといらず」もご飯と一緒に炊いてみた。「さといらず」というのは砂糖がいらないほど豆の味が甘いことからきた名前だそうで、確かに、ほっくりとした栗のような自然な甘みがあって、とても美味しい。別に豆だけ煮て、出汁に漬けた浸し豆にしてみたが、これも美味しかった。生産量が少ないので入手困難らしいのが残念。