豆乳クリームパスタ

玄米や全粒粉製品を食べろとか、砂糖を食べるなとか、思うにマクロビというのは低GI食品をお勧めしているらしい。アトピーと低GIの関連の科学的説明はともかく、糖尿病とか生活習慣病関係の人には間違いなく体によさそう。

私は糖尿にも生活習慣病にも縁がないが、もともと白米はそれほど好きではなく、玄米の噛み応えとか香ばしさは好ましく思っていた。それに、玄米と梅干と白ゴマとか、根菜やひじきの煮物とか、味的に組み合わせが良くて美味しい。最初はそう思っていた私だが、しかし、写真のお弁当のような、いかにも玄米菜食な食事を始めてはや2週間。だんだん口が飽きてきて、あーまたあの玄米と醤油味の根菜の煮物を食べるのか、と思うだけでゲンナリするようになってきた。


(ある日のお弁当。玄米ご飯に、南瓜と小豆のいとこ煮ごぼうのキンピラ、万願寺唐辛子と椎茸の炒め煮)

そこで今日はパスタ。一応玄米菜食教の教義に従って、オーガニックの全粒粉のパスタを買ってきた。豆乳に練りゴマを入れてクリームパスタにすると美味しいとどこかで読んだので、冷蔵庫のありあわせの野菜と共になんちゃってクリームパスタ。

全粒粉パスタはちょっとゴソゴソした食感ではじめは違和感があったが、慣れると田舎蕎麦みたいな感じでわりと美味しい。豆乳クリームも、まあまあいける。ただ、見た目はクリームパスタぽいけど、味はやっぱり違う。何かに似てるなと思ってしばらく考えていて思いついた。豆腐をつかった白和えだ。白和えは好きなので、クリームパスタではなくて蕎麦粉パスタの白和えだと思うと結構悪くない。


(全粒粉パスタの白和え...)

ちなみに前日も醤油味を脱却すべく、マクロビ的なタイ風グリーンカレーに挑戦した。カブやレンコンを使い、普通のグリーンカレーペーストに、豆乳を入れてマイルドさをプラス。しかし、グリーンカレーには、ココナツミルクの香りと甘さが不可欠のものだと思い知ることになったのであった。香りはもとより、甘さの影響はかなり大きい。甘みのないグリーンカレーはものすごくまずくて、思わず味醂を入れてみたが、それが良かったのか悪かったのか...。しかも、刺激が強すぎたのか皮膚炎には悪影響があったので、ますますお勧めしない。
カブやレンコン自体との相性はは悪くなかったので、次回どうしてもグリーンカレーが食べたくなったら、毒を食らわば皿までで、ココナツミルク使用のベジタブルグリーンカレーにしたいと思う。