あせも 改め @P

前回日記にあせものことを書いてから すでに4年も経ってしまったのだが、その後も毎年順調に(?)あせもになる夏が続いている。
しかしこの間に発見もあった。
それは昨年のこと、痒さに苦しめられる夏が過ぎ、涼しい秋になって汗をかかなくなっても一向にあせもが直らない。そればかりか、手首などにもブツブツが飛び火してますます痒くなってきた。
さすがに妙に感じて皮膚科に行ってみた。狭い待合室で30分ほども待ち、やっと通された診察室で、美人の女医さんは私の腕をちらりと一瞥し、1秒で「アトピーですね」と診断を下した。ステロイド剤を処方してすべての診察を終えるのに30秒ほどしかかからなかった。というわけで、30歳もすぎてだいぶんたつというお年頃にして、立派なアトピー患者となったのだった。

調べたところステロイド剤は副作用もあるし、幸い症状は軽いほうなので、できるだけ薬に頼らないで対処するようにしている。夏はまず、皮膚を清潔に保つこと。冬は保湿クリームで肌の感想を防ぐこと。食べ物にも多少気をつけてるせいか、それほどひどくならずにすんでいる。それでも夏場には、汗がトリガーとなるらしくてヒジの内側などにぶつぶつが出てきてしまい、悶々とするのであった。

ところが最近、奇妙なことに気がついた。趣味の山登りに行って帰ってくると、アトピーが綺麗に消えているのだ。だいたい1週間くらいその状態が続いて、徐々にまた「カイカイ(痒いものの意)」が戻ってくるという感じ。最初は登山後につかる温泉のせいかとおもったが、温泉ではなく普通の湯の銭湯に行った場合でもかなり効果がある。登山特有の5時間も6時間も大汗をかきながら運動をするという行動が、体の中の毒を押し流して綺麗にしてくれるとかそういうことなのかもしれないが、医学的根拠は不明のままである。

先週山登りに行ったので綺麗に完治していた腕も、1週間経ってまた徐々に「カイカイ」が出てきた。アトピーに苦しめられないためには毎週山登りに行けばいいのかもしれないが、そうすると毎週足の筋肉痛に苦しめられてしまうという究極の選択なのだ。(そもそも、そんなにヒマも金もない...)