カンパーニュ・フリュイ

まだまだ続くパン日記。
今度は、いわゆるフランスの田舎風パン、「カンパーニュ」を作ってみた。我が家で好評のレーズンと胡桃を入れて。
レシピは、少しのイーストでゆっくり発酵させるこの本を参照。まず半量の小麦粉と水、はちみつ、イーストをあわせてこね、発酵させておく。そこに、残りの小麦粉と水を入れてさらにこねて、くるみとレーズンを入れて発酵。二度目に入れる小麦粉の方にライ麦粉と全粒粉をまぜておく(あわせて粉全体の15%程度)。ライ麦粉と全粒粉が入ることで、噛み応えのある素朴な「田舎風パン」になる。

カンパーニュは本来は、バヌトン型という太い網目の型に入れて発酵させる。網の形が表面に刻まれて綺麗な模様になるのだが、もちろん我が家にはそんなものはないので、適当な楕円形にまるめて、布どりして二次発酵。先日オーガニックのパン屋で買ったドイツ風のパンを意識して、たくさん切れ込みを入れて、高めの温度でかりっと焼いてみた。なんだか不恰好で、断面を見ても胡桃が偏っちゃったりしてるのだが、それはそれで許せると思わせる田舎風の懐の深さがいい。

余剰物品消費人材の評価も悪くなくて、「噛み応えがあってうまい」だった。ただ、そのあとで「この間の黒いパンの方がもっと好き」と、ライ麦率の高いパンへの嗜好を表明。本当はライ麦100%のみっちりしたプンパーニッケルが一番好きらしい。私も嫌いではないが、あれは家庭で作るのは難易度が高そうだなあ。

やっぱりバヌトン型もほしくなってきた。でも結構良いお値段(数千円)のうえ、そうそう何回もは使わなさそうなので自制中。