手作りパンとピザ

最近、パン作りに凝っている。実はずっと以前、学生時代にもパン作りに凝ったことがあるのだが、このときは障害が多かった。

  • メニューの決定権が母にあるため、私の作るパンは余剰物資となって自ずから消費せざるを得ず、体重増加を回避できない
  • 原材料・道具などを買う金がない
  • 生地を暖かいところに置いて発酵させておくと、もれなく猫に踏まれてしまう

最近はメニューの決定権も獲得したし、余剰物資をもれなく消費してくれる人材もいる。原材料や道具を買うくらいの小金もある。昨今の小麦価格の上昇は懸念されるが、たまに家で作る分くらいには影響あるまい。猫はいない。余剰物資消費人材が生地を踏んでしまう危険もあるが、猫より賢いので躾けておけば大丈夫、なハズ。

ということに気がついて、突然だがパン作りに凝ることにしたのだった。

イメージ先行型なので、とりあえず作り方の本を買ってきた。気に入らなかったのでさらに新しい本を2冊。東急ハンズに行って、ゴムベラとかプラスティックのカード(生地を切り分けたりする)などの道具も買い足した。


かようにパン作りに凝るための下準備は着々と進んでいるのだが、誤算があった。時間がない。それに、基本的に私が食事を作るのは夜であり、食事=酒のつまみなので、つまみにならないパンは作りづらい。

仕方ないので、パンの代わりにピザを作ることにした。ピザはいい。わりと簡単だし、うまく発酵して膨らまなくても問題ない。トマトソースとチーズでもあれば、具はなんでもいい。ありあわせの野菜を切って載せればいいし、それにアンチョビでもあれば十分においしい。つまみにもなるし、小麦粉いじり欲+発酵させたい欲も適度に満たされる。パンのほかにも、フォカッチャを一度作ってみた。これもピザに似てて、簡単でおいしいし、おつまみにもなる。

しかし、基本路線として平焼き系のものしか作ってないのが気になるところ。手作りパンに凝ってると標榜するためにも、そろそろ垂直方向に立ち上がった、高さのあるパンにも挑戦したいものだ...。


写真は本日のピザ。アンチョビにナスのオイル付けに余りものの野菜とチーズのせ。