牡蠣を使ったタイ料理「ホイ トート」

Rの付いた月が去り行くのが物悲しく、今のうちにと見かけるたびについ牡蠣を買ってしまう。
スーパーで買ったのは生食するのがちょっと怖いので、たいていは火を通して。中華風に豆鼓煮にするか、台湾風に牡蠣入りの卵焼きにするのが多い。板昆布に乗せて酒を振り、千切りのねぎと生姜を載せてただ蒸したやつも旨い。

昨日はちょっと手を変え、タイ料理の「ホイ トート」。

作り方

  • 薄力粉と片栗粉を半々にして、そこに倍量の水を加えて生地を作る。目安は、牡蠣150gに対して粉が1/4カップずつ、水100ccくらい。
  • フライパンに生地を流し込み、固まる前に牡蠣を乗せて小さなお好み焼きを作る。上からも生地を少しかけ、とき卵もちょっとかけて、下が固まったらひっくり返して両面焼く。全部の牡蠣をこのようにして焼いておく。
  • にんにくの刻んだのと油を熱し、モヤシを炒めてナンプラーで味付けする。
  • モヤシがだいたい炒められたら、牡蠣を戻してさらに軽く炒め、青ねぎを振ってできあがり。


牡蠣入りのお好み焼きをモヤシと炒めたような不思議な料理だが、生地で牡蠣のうまみが閉じ込められて、そこにナンプラーの旨みが合わさって、なかなか旨い。牡蠣の手に入らない季節なら、ベビーホタテを使ってもよい。

牡蠣というと冬の食べ物というイメージがあるけれど、南国のタイでもこんな料理があるのがちょっと面白い。