胃カメラ

先日、生まれて初めて胃カメラを飲んだ(というか鼻から入れた)。時折発作的に発生する胃痛は持病みたいなもんだと思って放置していたのだが、「白い巨塔」を読んでたらムラムラと心配になってしまったのだ。近所にできた新しい個人病院に初めて行ってみた。当然胃カメラの装置もピカピカで、我が家から一番近いところにあると思われるその胃カメラはググったところ推定約460万円。カラーCCDのカメラがついてて、検査しながら自分でも画面を見て観察できる。自分の胃袋を初めて見たが、豚のガツ(胃袋)にちょっと似てると思った。私は内臓肉系が嫌いではなく、たまに生のガツを買ってきて料理することもあるのだが、今後しばらくは食指が動かないかも。

検査の結果はたいしたことなくて、胃炎、ごく軽度の潰瘍、それに幽門近くに過去に出血したかさぶたのような跡があり。ピロリ菌も調べてくれたが陰性だった。以前から青魚の刺身を食べると胃が痛くなるという自覚症状があったのでアレルギーも調べてもらったが、こちらも陰性。先生も首をひねる。胃炎や潰瘍の原因の8割はピロリ菌で、他にはアルコールやストレスが代表的らしい。

とりあえず現在の症状は軽いので、胃酸を押さえる薬をもらって直すことになった。2週間飲み続けてください、そのあとは別に来なくていいと言われたのだが、そう言われても逆に不安なもので、毎日薬を飲んでいてもなんとなく胃が重い。基本的に小心者の私ゆえ、胃潰瘍があると思うこと自体がストレスになって余計に胃が痛いのかも。なんというダウンスパイラル。

本日の昼食は冷凍うどん。胃の調子が悪いと、うどんが旨い。最近は個人的にうどんブームが来ていて、社食でもほぼ毎日うどん。カトキチさまに足を向けて眠れぬ。

うどんを食べつつ窓の外を見たら、洗濯物がぐるんぐるんと凄い勢いで回っていた。洗い立てのコーデュロイのパンツは、空に向かって飛び立とうと片足をベランダの手すりにかけたところだった。シャツが何枚かすでに飛び立って行ったかもしれないが、とりあえず残っているものは全て回収。そういえば午後から天気が悪くなると予報で言っていたが、まさか当たるとは思わなかった。予定していたジョギングをさぼってしまう確立大。