Gänsedieb @ Dresden

なかなかドイツ料理店にたどり着けないという失敗を乗り越えて発見した、ドレスデン市内一の繁華街(?) Weiße Gasse で一番ドイツ料理らしい店。他に選択肢が浮かばず、2日間続けて通ってしまった。ちなみに店名に入ってる Gänse (ゲンゼ)というのはドイツ語でガチョウの意で、店内のいたるところに可愛いガチョウの置物が置かれている。

ドイツのレストランは看板や店のひさしにビールの銘柄が描かれていることが多い。日本の居酒屋の看板に「菊正宗」と入っているようなもので、それがその店のデフォルトのビール、ということだと思う。この Gänsedieb の場合は、ミュンヘンのブランドである Paulaner。この Paulanerが大変にうまい。特に酵母入りの白ビール (Hefe Weisen) が有名で、日本でも最近ポピュラーになっているフルーティな香りのするビールである。このブランドの黒ビール (Dunkel) もまた美味しくて、黒ビールなのにバイツェンのようなフルーティな香りがする。

ビールを美味しく頂きつつ、店名にもなってるガチョウ料理をもらった。熱々の鉄板に、ガチョウの肉の焼いたのがベーコンと炒めたイモと、ネギの炒めたのとともに盛られてくる。ガチョウの皮の脂が甘くてとても美味しい。


(正式名称は Gänsediebpfanne mit Gänsefleisch auf Lauchgemüse mit Rauchspeck und Risoleekartoffeln umlegt -- 長い!)

2回目の訪問時は、オクトバーフェストのビール、というのをもらった。こちらは予想に反して辛口のさっぱりした味。
料理は、アイスバインを食べようとしたが品切れということで、同じ豚のすね肉をグリルしたものをもらう。グリルしたすね肉は適度に柔らかくて味があり、たっぷりかかったちょっと甘辛のソースともよく合って大変に美味しい。が、さすがに量が多かった。この料理、普通の日本人なら2人で一皿で十分ではないかと思う。


(Deftige Grillhaxe mit Sauerkohl und Erbspüree)

写真の奥に見えるのは前にも登場したチューリンガー風のモチモチしたじゃがいも団子。メニュー名は「すね肉のグリル、酸っぱいキャベツとえんどう豆のピュレ添え」となっているからちょっと違うのだが、ご愛嬌。

  • 行ったお店:Gänsedieb, Weiße Gasse 1, 01067 Dresden