白菜漬け

いきつけの飲み屋で漬物ばかり注文したために、「お新香さん」というあだ名がついたことがあるほどの漬物好きなのである。特に好きなのは冬の白菜漬け。しかし、不精とい多忙というかのため、自分で漬けたことがなかった。
しかし今年は白菜が豊作であまりに安いので、ついに自分で漬けてみることにした。大きな白菜二玉で300円というのと、出来合いの漬物の4つ割りで500円くらいするのを天秤にかけたところ、私の経済観念が不精を揺るがしたのだ。

白菜は大きかったので6つ割りにして日向で半日ほど干して、その隙に漬物桶を買いに行った。プラスティックの中くらいのが約600円。2.5kgの重石を買ったらこれが900円。本当は2.5kgの重石を2個分必要らしいのだが、水を入れたペットボトルで代用することにした。
塩の量は、ネットで調べたところ白菜の3%という意見が最も多かったのでこれを採用。漬かりづらい根元の部分に丁寧に一枚ずつ塩をすりこんで、桶にぎっちりと詰めていく。天啓のおかげか、桶にぴったりはまった。

あとは4〜5日すると水が上がってくるので、一度この水を捨てて、昆布や唐辛子、ゆずの皮などと共に漬け直すのである...多分。たしか母はそうやって作っていたと記憶にあるのだが、何年もお手伝いなどしてないので記憶が曖昧。あとで久々に電話して聞いてみよう。