青いパパイヤ

八百屋で、青いパパイヤを売っていたので試しに一つ買ってきてみた。東南アジアや沖縄で、小ぶりのラグビーボールくらいのこのフルーツは、硬くて青いときには野菜として調理して食べられる。

まずはタイ料理で定番のソムタム。
パパイヤは皮をむいて千切りにしておく。水に浸したピーナツと干し蝦をすり鉢でごりごりとすりつぶし、ニンニクと唐辛子と生のトマトを入れてさらにすりつぶす。レモン汁とナンプラーを入れて味を調え、なんとなくドロドロしたソースになったらそれと和えてできあがり。生のニンニクのパンチと、干し蝦の旨みが効いてなかなか美味しい。生の青パパイヤはこりこりした歯ごたえで美味しい。作り立てを食べろとレシピには書いてあったけど、ちょっと時間が経った方が味がなじんで美味しかった。

次には沖縄に移行して、パパイヤイリチー。
塩豚を細かく切って中華なべで炒め、千切りのパパイヤも入れて炒め、少量のカツオ出汁を入れて炒め煮にして塩で味付け。沖縄料理では豆腐と共に炒めたものをチャンプルー、豆腐なしで少量の汁と共に炒め煮したものをイリチーというらしい。よって、この料理はイリチー。炒めたパパイヤは適度な歯ごたえがあり、うまい。食物繊維もたっぷりで、とってもヘルシーな感じ。

レシピのネタが切れたので、最後に残ったパパイヤは、細く切った鶏肉と彩りのピーマンと共に、ニンニクとナンプラーで味付けして炒めてみた。適当なレシピだが、中国南部というか東南アジアというか、それらしい味となった。

1個300円でとっても食べでのあった青いパパイヤ。でも沖縄あたりに行くと、庭先にボコボコとなっていて、買うようなものではないのだそうだ。