Blue Note Tokyo
久々に中学時代からの友人と遊びに行った。
もともとなんかのお礼にご飯でもご馳走してくれるつもりだったらしいのだが、日ごろ夜遊びする機会のないワタクシ、こういうチャンスは逃さない。「日ごろ田舎勤務で都内で夜遊びなんてできないのじゃー。駅前には○民と東○ストアしかないのじゃー。文化的な生活から離れているのじゃー。都内のおしゃれなスポットで音楽でも聞いて心の洗濯をしたいのじゃー」とだだをこねてお願いして、Blue Note Tokyo という青山の有名なJazzクラブに連れて行ってもらった。
実はわりとJazz好きな私、ずっと前から来てみたかったのだが、一人で来るのはなんとなく腰が引けるし寂しいし、かといって他にJazz好きな友人もいないためずっと来あぐねてたのである。しかし一人でチャレンジしてみなくて正解だったということも判明した。事前にチケットを予約しておいたり、当日も早めに来て整理券を貰っておくと良い席に座れるとか、初心者には分からない小技がいっぱい。慣れた友人のおかげでこのあたりを非常にスムースにクリアできた。友よ、どうもありがとう。
そもそも私は Blue Noteというのは普通の飲み屋に舞台がしつらえてあって一杯飲みながらJazzを聞くような雰囲気を想像していたのだが、その想像から全然違った。まあ一杯飲みながらJazzを聞くというのはたしかにその通りなのだが、もっと音楽に比重が乗ってるかんじ。とても立派な舞台に派手な音響設備に演出なのであった。
この日のアーティストは Jane Monheit という白人のおねーさん。ワタクシ好みのパワフルな声の持ち主で、適度に技巧的で情感たっぷりで、とても気持ちよく堪能した。バンドの他のメンバーも軒並み白人系で珍しい感じだったが、演奏はとてもよかった。なんというかでも、黒人の演奏するJazzと白人の演奏するJazzってちょっと感じが違うかもしれない。あえてたとえるとすれば、黒人のJazzが麺にこだわる讃岐うどんだとすると白人のJazzがお出汁にこだわる関西風のうどん。ちょっと違うが、どちらも美味しい。そういう感じ。(ってよくわからないたとえだな...)
とにかく堪能し、久々に友人ともゆっくりと話をすることができて、とても良い夜だったのだ。
備忘録としてミュージシャン名と演目を記録
- Jane Monheit(vo) ,
- Ari Ambrose(sax),
- Michael Kanan(p),
- Miles Okazaki(g),
- Orlando Le Fleming(b),
- Rick Montalbano(ds)
- SEPTEMBER IN THE RAIN
- SÓ TINHA DE SER COM VOCÉ
- WHY CAN'T YOU BEHAVE?
- OVERJOYED,OVERLOVED
- GET OUT OF TOWN
- EMBRACEABLE YOU
- PORTUTUESE MEDLEY CHEGA DE SAUDADE (NO MORE BLUES)〜BRIGAS NUNCA MAIS
- I WON'T DANCE
- I SHOULD CARE
- HONEYSUCKLE ROSE
- OVER THE RAINBOW
- CHEEK TO CHEEK
- WATERS OF MARCH
- SOMEBODY LOVES ME
スタンダードナンバー系が多く、好きなのでこれまた嬉しかった。