「上司は思いつきでものを言う」

上司は思いつきでものを言う (集英社新書) なんとなくタイトルに引かれて買ってしまった一冊。いろいろ書いてあるのだが、大雑把に要約すると、

  • 上司は必ず思いつきでものを言う。それは、部下が建設的な意見を言うとき、上司の優位性が傷つけられるためである。
  • また、上司は現場から乖離している。
  • しかし、痩せた市場を豊かにするためには、上から下への意思伝達だけではなく、下(現場)から上へアイディアを伝えるというのが大切である

というようなところ?
やや突飛な例え話が多くて戸惑うが、言っていることは至極まとも。自分を部下に置いても、上司に置いても、思い当たる節があるなあ...、と油断して納得すると、また論理が変な方向に展開してめんくらったりする。不思議な本。