引越し準備

今住んでいるマンションの契約更新時期が来たのを契機に、引っ越すことにした。直線距離にしてほんの1kmほどの近場への引越だけど、大きな駅や商店街がすこし近くなり便利になる。今住んでいるところはのどかで静かで銭湯も近くて大好きだから少し残念だけど、新しい場所での生活は新鮮味がありそれなりにワクワクしたりもして。
引越といえば様々な雑用や事務手続きがついてくるので面倒くさいが、最近はなんでもネットでできることが多くなってきて、なにかと便利。もっとも面倒くさかった引越業者の選定も、こんなサービス をつかえば1回フォームに入力しただけで数社が見積もりを出してくれるので便利だ。
最近は経費削減のために、オンラインの見積もりだけで確定する会社もあるみたいだが、基本は訪問見積もりということで今朝は一時間おきに数社が入れ替わり立ち代り見積もりに来た。実家がずっと運送業だったために他の業者に頼むのは実は今回が初めて。営業の皆さんも非常に熱心で愛想もよく、なかなか関心させられた。
大手が多いこともあってか、引越のプランやサービスはどこも似たりよったり。家具や荷物を一通り説明すると車のサイズが決定し、これで価格がだいたい決まる。あとは、小物類の荷造りから荷解きまで全部業者がやってくれるプランか、荷解きだけ自分でやるプランか、荷造り・荷解きは自分でやるプランか、を選ぶ程度で価格は決まる。中には、ゼロの状態から全部荷造りをやってくれて、引越先で棚の中身まで全部元通りに復元してくれるという懇切丁寧なサービスもあった。お金が余ってたらちょっとイイかも?

あとはダンボール箱や、建物内の養生(壁や床の保護)は全部サービス。家電はケーブルを抜くところまでこちらの作業だとか、ハンガーに掛かった衣類はそのまま運べるハンガーボックスを貸し出します、というところまでみんな同じ。ユーザにとって大変なところはツボを抑えているようで、なかなかサービス満点。複数の業者に見積もりを出させるいわゆる「アイミツをとる」っていうのはなんだか申し訳ないような気もしていたのだが、平均像を知ることができるという点で安心できて、なかなかよかった。
結局、一番熱心でネットでの評判も良い会社が、価格もリーズナブルだったのでそこに決定することした。口コミというのは昔からあるが、ネットが普及する前はもっと小規模なコミュニティでの情報交換だったはず。今は数人が○○は素晴らしいといえばそれを信じる人の数は結構多いだろうし、逆に一人でも△△は酷いサービスだったなどと書けばそれを信じて敬遠する人の数はもっと多いのではないだろうか。口評判というのが馬鹿にならない影響を持つようになって、企業も気が抜けないだろうな。まあ、それで全体のサービスが向上すれば文句なし。