本場のスイス料理とは?

夕飯は仕事場近くのスイス料理店とやらに連れて行ってもらった。本場のスイス料理ってどんなのかな、と思って観察したところ、概ね 1)肉料理である、2)イモが付け合せについている、と分類されるのではないかと思った。特に、子牛料理が多い。子牛の薄切り肉にキノコ入りのクリームソースをかけてハッシュドポテトを添えたのがZurich風子牛料理だそうだ。子牛の薄切り肉を揚げてフライドポテトを付けたのが、初日に食べたウィンナーシュニッツエル。また、子牛のレバーをタマネギと一緒に料理してハッシュドポテトを添えたものも名物だそうだ。
数ヶ月前の出張でスイスに来たときにも一生懸命スイス料理を食べようしたのだけれど、このときは何を食べても 1)チーズが入っている、2)肉類が入っているが概ねハムのような加工肉である、3)イモ・パン・パスタのいずれかの炭水化物が付いて来る、というパタンであった。今日教えてもらった店のスイス料理にはそれほどチーズが使われていなかったが、これが実はチューリヒ近辺のスイス料理の特徴なのかもしれない。チューリヒはスイス北東部でドイツ国境に近いので、チューリヒ風の料理にはイモが付いて来るというのも理屈に合う。
などと中途半端な分析をしつつ、私のセレクションは野菜のグリル。ズッキーニだのピメントだのカリフラワーだのをグリルして塩辛いラタトゥイユと盛り合わせただけの料理だが、やたらと旨かった。チーズもハムも子牛も大好きなのだが、体が野菜たっぷりの料理を欲しがっていることを痛感。