老鸭粉丝汤 (老鴨粉糸湯) at 南京東路の第一食品の2Fフードコート内

さて、前日は22時過ぎまでオフィスに待機していたものの、結局テレコンの相手が現れず、翌日に延期されたのである。
というわけで家に帰ってもビールをのむわけに行かず、かといって昼しっかり食べてしまったのであまりお腹が空かない、という状態なのだった。

それで8時くらいにオフィスを出て、家に戻る途中に南京東路という、観光客でにぎわうダウンタウン歩行者天国をうろうろして、軽く食べられるものを探すことにした。

道端の屋台のような店でスープをすすっている人を見て気になるものの、かなりディープな店構えなのでちょっとひるんでしまい...かといって串焼きのようなものはビールが飲みたくなるからあまり食べたくない。包子的なものもお腹にたまりすぎるかなあ〜などとうろうろして、たどり着いたのが、第一食品という大きな食品店の2Fにあるフードコート。
麺だのスープだの小籠包だの水餃子だの生煎だのの軽食の店が密集している、上海小吃好きにはたまらないミラクルスポットである(そんな大したもんではない)

以前に訪れたときは週末で、あまりの混雑にひるんでしまったのだが、今日は時間が遅いため、いいぐあいに空いている。これなら私でもチャレンジできそう!(意外と繊細なのです)
ということで、ぐるぐる見回して、老鸭粉丝汤というお店を選んでみた。八鮮老鸭汤というメニュー一本で勝負している、いさぎよい店らしい。

チケットカウンターで食券を買ってお店の前に行くと、大きな紙のカップにポイポイッといろいろな具材を放り込んでいく。
「辛くする?」と聞かれた(と思う)のでブンブンうなずくと、そこにラー油と胡椒を投入し、最後に汁をそそいで出来上がり。

中には鴨の砂肝のスライス、太い春雨、木耳、うずらの卵、スポンジ状のなにか、あとはえーっと忘れまたが、名前からしておそらく8種類の具が入っていたものと思われる。ピリっと辛くて体が暖まる。春雨なので、お腹に軽いのもいいかも。安いし(15元)。

いままで、軽食としてスープを食べるという意義がよく分からなかったのだけれど、なんだか見直した。またいろんなスープを試してみたいという気になった。