中国のベジタリアン料理(新素代/New Age Veggie)

どうも一昨日にカキフライを食べて以来、胃が重くて調子が悪いのである。
愛する牡蠣を食べての結果なのでまったく後悔していないが、せっかく上海にいるのに食が進まないのもちょっと悲しいものがある。(新興国GDPのように堅調な成長を続ける体脂肪率のためには、食欲がないほうがいいという説もあるが...)

今日はちょっと胃にやさしいものにしようかということで、中華ベジタリアン料理の店に行ってみた。

まずはベジタリアン仕様の焼き鳥。ベジミートを串に刺して揚げていて、しっかりと下味がついていて美味しい。歯ごたえも柔らかい肉のようで、知らなければベジとは気づかないレベル。とってもビールに合いそうな味なのだが、残念ながらこのお店はアルコールは置いてないのであった。

断面を見ても、肉の繊維っぽい感じを再現しているのが分かる。

エビ蒸し餃子は、エビのぷりぷり感を再現しようとして、寒天だかコンニャクだかみたいなものが入ってるのだが、これがあまりエビっぽくなくて美味しくない。中に野菜の刻んだのみたいのがはいってるが、微妙に酸味があって、これもエビ蒸し餃子から乖離している感があり、残念。

数種類のキノコがはいったスープは、こちらでよく見かけるタイプ。ベジタリアンとか関係なく、無難に美味しい。

朝からコーヒー2杯飲んだだけで水分が足りない感じがしたので、お茶をポットで貰って飲んだ。東方美人ということだったが、あんまり美味しくない。

私は食べなかったけど、スイーツにも力を入れているようで、卵を使わずローファット&ローカロリーと謳ったケーキ類が沢山メニューに書いてあった。乳脂肪が苦手な体質としてはクリームやバターも使ってないのかの方が気になるけど、そこは明記してないのだった。

お店のウェイトレスさんは細身で結構可愛くて、比較的綺麗な発音の英語で「お勧めをメニューを教える」とか「美味しいか」とか、いろいろ話しかけてくれるのだが、こちらからの質問は殆ど理解できないようでまいった。なんなのその一方通行な英語力は、と突っ込みたくなるレベル。特定のフェーズは話せるけど、圧倒的に語彙が足りてないみたい。(私の英語の発音が聞きづらいのかもしれないけど)

ところで、ベジタリアンのインド人を見るたびに、「中国には野菜や大豆で肉や魚などのいろんな食材を再現するベジタリアン料理があってね..」という話をするんだけど、ウケたためしがない。反応はだいたい2種類で、
1) 動物を食べたくないからベジタリアンをやってるので、偽物の肉など食べたくない
もしくは
2) 偽物の肉を食べるのは別にかまわないけど、何が嬉しいのかよくわからない
という感じ。
その主張はよく分かる気がする。
件のウェイトレスさんはベジタリアンらしいのだが、「この焼き鳥は本物の肉みたいで美味しい」と褒めたら喜んでたし(これは通じたらしい)、同じベジタリアンでも、国によってずいぶん違うもんだなぁ。

お店: 新素代 (New Age Veggie) @ Super Brand Mall