中華街で上海蟹

毎年、年に一度くらいの贅沢と称して上海蟹を食べに行くのが習慣なのだが、昨年はアトピー騒ぎで玄米菜食に徹していたため、すっかり食べ損なってしまった。今年は節制の甲斐あってアトピーの方はすっかり落ち着いてきていることもあり、久しぶりの上海蟹の会。

上海蟹復活記念はぜひあそこで、ということで、個人的に上海蟹を食べるのには最高だと思っている、中華街の片隅にある小さな店へ。テーブル3つのみの超小さな店なのだが、上海蟹の料理も何種類もあるし、甕出し紹興酒も年数ごとに何種類もそろっててとても旨い。

ビールを頼んで、料理を何品か注文したところ、まず本日の主役その1の上海蟹を老酒のたれに漬けた酔蟹(酔っ払い蟹)が出てきた。
酔蟹を食べるには紹興酒を呑まないわけに行かない。ビールを頼んだばかりなのだが、甕出し紹興酒ももらって並行して呑むことに。黄金色の味噌が濃厚でなんとも旨い!

青菜炒めは何種類かの野菜から選べるので、豆苗をチョイス。柔らかくてほんのり甘みがあって、ちょっととろみをつけたスープが絡んで旨い。

そして、茶碗蒸し風の豆腐スープなるもの。沖縄の「ゆし豆腐」にザーサイとごま油の香りが効いているような感じ。お勧めの油条(揚げパン)を添えて食べると更にうまい。(写真を撮り損ねた)

本日の主役その2は、芙蓉上海蟹上海蟹の卵いため)。濃厚なミソの旨みが卵に絡み合って実に旨い。白いご飯にこの卵を絡めて食べたいね〜 と話しつつ、お皿が綺麗になるまで食べつくした。

そして、(写真がボケてしまったが)同居人の愛してやまない、豚モツの煮たのの盛り合わせ。豚耳、舌、胃、心臓など色々な部位を余すところなく食べられる。こういうのがあるところを見ると、このお店って台湾風なのかしら、と思う。

最後に点心系がなにか食べたいねということで、餃子。これは見た目どおり日本風の焼き餃子だったけど、肉がみっちりして野菜が殆ど入ってないところは中国風なのかも。


〆にお粥か麺でも食べたいところだったが、同居人の希望で河岸を変えて、久しぶりに「徳記」へ。
有名な豚足そばを1つと、普通のラーメン1つをもらって、豚足をシェア。別皿に出てくる豚足はたっぷり1本分ある。さんざん飲み食いした後には少々重かったので、半分こで丁度よかった。
久々に食べたけど、麺は平打ちでするするした滑らかな食感が気持ちいいし、スープもあっさりしてて、〆に好適な感じでとても美味しかった。


食べすぎたね、といいつつ翌日の朝食用に、皇朝で小さな肉まん・チャーシューまんのつめあわせとマンゴープリンを購入。同居人の熱い視線に耐えかねて、小さな月餅も。食べすぎといいつつ、まったく反省の色がないのだった。