山椒

家に山椒の木があれば思う存分木の芽和えが作れるだろうと思い立ち、春先に山椒の苗を買ってきた。

とはいえ、まだ小さいので葉っぱを摘むのはかわいそうだったため、今年は食用にできず。来年大きくなって沢山新芽を出してくれることを期待。

大きくなれば実もできるのかしらと思ったが、一般に売られている苗は葉山椒で、実は生らないのだそうだ。買ってきた苗がどちらかわからないが、どのみち今年は実は無理だと思われるので八百屋で購入。

思い切って大箱。中身は賞味500gくらい。(これで千円くらい)

実をはずしたら、全部で4カップ強くらいあった。山椒の実は生のを買えば安いのだが、枝から実をはずす手間が大変。とくに、小枝やヘタの部分を綺麗にとって完全な丸い実だけにするのは大変。(私は大雑把なので、小枝は気にしないことにしている。家で消費する分には問題ない)
あまりに量が多すぎて、指が痛い。

ざっと湯でこぼしたあと、一瓶分は10%の塩とまぜて塩漬けに。
残りは醤油と酒と水で煮て佃煮にしたのだが、思いのほか実から水分が出てきてなかなか煮詰らず、ちょっと薄味、かつ煮すぎてしまった。修行が足らないなあ。

口に入れると一瞬薄味だなーと思うが、1分くらいしてからだんだんピリピリしてくる。実家の母に一瓶あげたところ、味見の際にカライカライと大騒ぎになってしまった。でも、ピリピリが美味しいのよー。