上海小吃@新宿歌舞伎町

先週末、念願だった歌舞伎町の上海小吃に行った。分かりづらい場所にあると聞いていたけれど全くそのとおりで、歌舞伎町の裏のほうの怪しげなエリアの、知らなければ踏み込もうとは絶対思わない薄暗い路地の中に、キッチュな外観の小さな店があった。

お店の外に洗い場があったりして一瞬ひるむけど、内部は意外と清潔。

カエルとか田鰻とか豚の脳みそとか色々と怪しい食材を使ったメニューが多くて心引かれるのだが、あいにく3連休の暴飲暴食の最終日だったので、あまり動物性タンパク質に食指が動かない状態になっていたため、優しい野菜中心のメニュー選択になった。

まずは突き出しに干豆腐の和え物。美味しい。

青菜は、メニューには「なたまめ」ってなっていたけれど、普通のスナックピーみたい。発酵した漬物みたいのと一緒に炒められていて、この漬物が美味しい。

お麩と椎茸と筍の土鍋は、ふんわりむっちりしたお麩が美味しい。

ところで、私たちは店を入ってすぐのテーブルに着席したのだが、すぐ横に小さなテーブルがあって、お店のおねーさん(あとで店長さんと判明)が陣取っている。私たちが入店したすぐあとに、そこに丼が運ばれてきて、これはきっとおねーさん用のまかない食なんだな...と思っていた。そしたら、なぜか途中で小丼に中身を取り分けてもってきてくれた(笑)。大胆なサービスだ...

丼の中身はワンタンでした。

有名らしい、揚げパン。炸銀絲巻って呼ばれているものだと思うが、中に細く切った生地をくるんであって、独特の食感。ウーウェンさんの本で作り方をみたことがあるけど、実物は初めて。作ってみたくなった。

からっと揚がった臭豆腐。トーバンジャンをつけて口に入れた瞬間、なんともいえない臭みが鼻にぬける...が、私はそれほど苦手ではなくて、むしろ好き。臭みも、それほど強くないほうだと思う。


つい注文してしまう定番の水餃子。美しくヒダが折ってある。

と、小籠包み。スープたっぷりでなかなか美味しい。

厨房が3階にあり、そこから階段で料理を盛ってきてくれる。大変だと思うが、厨房が上のほうにあれば、火事になっても階下の客は逃げるヒマがあるのだそうだ。たしかにこのロケーションでは重要なポイントかもしれない。

ところで、以前この店を訪れた友人が、ここの店員さん(多分店長さんのこと?)を私の生き別れの姉と表現していたので、どんな人か興味があったのだが、私とはそれほど似てないのではないかと思った。しかし、実際私の姉には妙に似ている...。ということは、正しい見立てなのか。どちらにせよ、テンションやけに高くて、一見の価値あり。

下の写真は、お店の看板娘。ストーブの上が指定席みたいで、気持ちよさそうにしていた。