インティライミ@川崎(ペルー料理)

やった、待ちに待った三連休だ! といっても、特に旅行する予定もなんもないのである。せめて気分だけでも知らない国に旅行してみようと、今まで食べたことのない料理にチャレンジしてみることにした。

ちょっと調べてみた結果、川崎駅の西口から5分ほど歩いたところにある「インティライミ」というお店での初ペルー料理に決定。通算数十年も川崎市内に住んでるくせに知らなかったのだが、川崎駅西口にはペルー料理のお店が意外と多いらしい。移民が多いのかしら。

12時ちょっと前に入店したら、まだお客は私たちだけだった。メニューをもらって眺めてみたが、どれが典型的ペルー料理なのか、まったくわからない。人当たりのよいお店のお姉さんにお勧めを聞いてみたところ、「この前菜は絶対食べて欲しい」と言われたのが、Papa a la Huancaina (パパアラウアンカイナ) という、ゆでじゃがいものピリ辛チーズソースがけ。

文字通り、ゆでたジャガイモとゆで卵に、ちょっとピリっとするチーズソースがかかっている。ちょっと塩辛いが、このチーズソースが美味しい。ジャガイモもねっとりとした口当たりで美味しい。チーズソースがたっぷりなので余ってしまった。パンでぬぐって食べたいところ。

二人連れだったのでメインを2品とって半分こすることにして、1品目はTacu Tacu (タクタク)。日本語名は「ライスの煮豆和え」となっている。ちょっとやわらかめに炊いた肉と豆入りのピラフに、フライパンでちょっと焼き目をつけたような感じ。一見地味だが、ガツンとニンニクが効いていてなかなかうまい。


先ほどの前菜の皿を下げてもらおうとテーブルの端においておいたら、あまったチーズソースをかけて食べても美味しいよ、というので、そのとおりにさせてもらった。

メインの2品目は、Cau-Cau c/Arroz (カウカウコンアロス)。ハチノスとじゃがいもを煮込んだものに、ライスが添えてある。ハチノスは柔らかく煮えていて、脂も臭みもない。散らしてある香菜の効果で、意外とさわやかな感じ。

初体験のペルー料理はなかなか美味しかった。それ以上に、見たことも聞いたこともない料理が出てくるのが楽しくて、久々にどきどきわくわくしてしまった。アメリカ大陸はテキサス以南には一度も足を踏み入れたことがないのだが、ペルーに行ってみたくなってしまった...