山原屋＠本部、沖縄

マラソンの翌日はレンタカーを借りて、沖縄本島北部の本部（もとぶ）を目指す。美ら海水族館がメインの目標。なにしろ毎年沖縄に来ているくせに、首里より北に行くのは初めてなので、未知の土地に胸躍る。

沖縄自動車上を終点まで北上し、ナビの言うままに58号の山道をぐねぐね走って、２時間弱で目的地に到着。とりあえず水族館の前はスルーして、事前に調査してあった沖縄そば屋で腹ごしらえ。

水族館の北側、備瀬フクギ並木へ分岐する道の角にその店はあった。うらぶれた、廃業寸前のビーチハウスという店構え。看板に店名が見つからなくて悩んだが、よく見たら「営業中」の看板の上に小さく「山原屋」と書かれていた。

季節外れなせいもあり、周囲の店もみんなうらぶれてる。なのに、なぜか車が何台も止まっている。カウンターだけの狭い店内は一杯だったので、横のアウトドアスペースに並べられたビーチテーブルのひとつに陣取る。

写真の右上は、連れの頼んだソーキそば（650円）。左下が私の頼んだデフォルトの沖縄そばで、三枚肉とかまぼこが乗る（500円）。澄んだスープがあっさりして美味しい。あっさり味でやわらかく煮たソーキと、こってりと煮た三枚肉の味の違いにこだわりを感じる。麺も二玉はあろうかという大盛りで、このボリュームでこのお値段はとってもお得なのであった。

ちなみに、水はワンカップの空いたので出てきたし、自家製らしいコーレーグスは月桂冠の空き瓶だった。いい感じにゆるゆるで、楽しい。