えほん

GWに久しぶりに遠方の友人宅に遊びに行くことになった。
「おみやげ、なにがいい?」と聞くと、
「えほん!」というお答え。友人宅には3歳になる娘さんがいるのだ。

えー、えほん!? 選ぶの、難しいなあ、と悩みつつも、久々に本屋の絵本売り場に行ってみたら、懐かしい絵本や子供向けの本がたくさんあって、本来の目的を忘れてしばしはしゃいでしまった。
ちびくろさんぼ」なんて、人種差別問題で発禁になったと思っていたら、いつの間にか復刊していたらしい。トラがとろけてバターになったのをつけて食べるホットケーキは、子供のころあこがれだった。

さっそく1冊買おうとして、ふと思い出したのだが、友人宅は最近健康上の理由から、玄米菜食主義なのだった。乳製品も食べないといってたから、バターのついたホットケーキを食べたいと言われても困るだろうなあ。「ぐりとぐら」のフライパンで作るカステラもかなり萌え度の高い一品だけど、卵も食べないとするとやっぱり子供には目の毒だろう。いろいろ悩んだ末、菜食動物が主人公で、食べるシーンがほとんど出てこない絵本に決定した。絵がすばらしく綺麗で、なかなか満足。

個人的には子供のころに読んだ本に出てくる食べ物というのは、憧れの食べ物として強く心に刻まれている。娘さんにも同じような気持ちを味わってほしかったので、少々残念。誰か、菜食でおいしそうな食べ物の出てくる絵本を書いてくれないもんだろうか。

でも、友人の意外なリクエストのおかげで、久々に絵本の楽しさを満喫することができた。
買わなかったけど、面白かった本: