豆腐賛歌

京都は奥嵯峨野の化野念仏寺にあった、豆腐の詩。気に入って、写真に取ってきた。

「信仰はお豆腐のようになることです」と、豆腐を信仰のありかたの比喩として登場させているわりに、

「家庭料理に向く」
「安価であってご馳走の一つに数えられ」
「簡単なる学生の自炊生活にも喜ばれる」

とだんだん食材としての豆腐の魅力を熱弁しているところがなんだかほほえましい。
しかし最後には、「平凡に見えて非凡」と本来の目的に立ち戻って美しくまとめているところに理性を感じる。

「原文のまま」とあるが、なにが原文なのかいまいち不明。
それはともかく、豆腐が食べたくなった。