オークランド観光

仕事で米国加州はオークランドに来ている。サンフランシスコのすぐ近く。
西海岸は近いのがいい。飛行機に乗ってても、そろそろ疲れてきたな、と思った頃には到着する。東海岸だと、そこからさらに6時間とか乗ってなきゃいけなかったりするし。

で、日本を夕方出て、同じ日の朝に到着。いつも出張はレンタカーを借りることが多いのだが、今回は気分を変えてレンタカーなし。これも気軽でよい。サンフランシスコの付近は意外と公共交通が発達している。BARTという近郊電車があったのでそれに乗ってSFの空港からオークランドまで。切符の買い方がわからなくて(投入金額から減算して目的額にするが$4.95以上は引けないという不思議なインターフェースなのだ)悩んでいたら、親切な人が教えてくれた。いいかんじ。

オークランドの町は、端から端まで歩いていけそうな、こじんまりした街。ホテルはそのどまんなか。チェックインして、部屋にいると寝てしまいそうなので、ぶらぶらと散策に。

まずは Old Oakland という、旧市街。別に特別なことはあまりなく、普通の市街だが、クラッシックで素敵な建物がいくつかある。
1〜2ブロック東にあるくと、そこはチャイナタウン。新鮮な野菜や魚、乾物などを売る食料品店が大半で、あとはロースト肉や饅頭などの加工品を売る店とか、買い物に来た人がちょっと食事をできる気軽な軽食屋なんかがある感じ。チャイナタウンはサンフランシスコが有名だが、こっちはもっとこじんまりしていて、観光客ずれしていない感じ。生活に密着している感じがして良い。もっとも、こんなところにあまり観光客はこないんだろうけど。
広東風のロースト肉の店で、ご飯にローストした鴨と豚肉を乗せてタレをかけたぶっかけご飯を食す。安くて旨い、この気軽さがいい。

次はそこから東に6ブロックばかり歩いて、Oakland Museum of California へ。内部は3層に分かれていて、3Fが美術品、2Fが文化・歴史関係、1Fが自然科学関係となっている。美術品は18世紀から現代美術が中心。入り口すぐのところに、沢山の振り子時計とともに、鎌が並んで吊り下げられている。タイトルは "matter of time" だそうで、そうえいば西洋では死神は鎌で命を刈り取りに来るのだっけ。怖い感じ。2Fは first people (アメリカ原住民)から近代までの文化や生活にまつわる品の展示。巨大な馬車や、さらに巨大な初期の自動車(ドラム缶より大きい蒸気機関付き)なんかが面白い。自然科学関係は、カリフォルニアの動植物の生態を剥製や実物大模型で展示する、というもの。細かい字を読むと眠くて気を失いそうになるので、適当に流して見た。全体的にのんびりしてて、良いMuseumでした。

最後はずっと南下して、海沿いの Jack London Square へ。最初にOaklandに港ができたところで、Jack London というのはこの地にゆかりの、有名な小説家だそう。今は再開発の進んだウォーターフロントといった感じで、綺麗なホテルやレストランがこじんまりと立ち並んでいる。

夕飯は、バーベキューリブで有名な Tony Roma's に行ってみた。あちこちにあるチェーン店だけど、行くのは初めて。もっと高級感のある店かな、と思っていたのだが、非常に気楽なファミレス風の店だった。Baby Ribs っていうのを頼んだ。子豚の骨付きあばら肉をじっくり焼いてあるもので、ナイフを使わなくても食べられるくらい、ホロホロと柔らかい。味付けも濃すぎなくて、なかなか美味しい。Halfサイズのを頼んだのに長さ20cmくらいの大きいのが出てきてあせったが、脂っこくないし大半は骨なのもあってぺろりと食べられてしまった。隣に座ったカップルを観察していたら、同じような肉の塊を2つ積み上げて、手でむしってむしゃむしゃと豪快に食べていた。ナイフとフォークで食べるものではないらしい。

これで市内はほとんど見てしまった感じがする。明日から仕事だ〜!

今日行った店:

  • 金牌焼{月昔}飯店 (New Gold Medal Restaurant) 389 - 8th Street, Oakland CA
  • Tony Roma's, Jack London Square, Oakland CA