Blue Man Group

仕事でBostonに来ることになって、調べる時間もあまりなかったので元ボストン在住だったという住人にお勧めを聞いてみたところ、彼女はうーんと唸ってペンのお尻をカリカリと齧った後、さらさらと完璧なボストン周辺マップとお勧めレストラン+観光スポットを描いてくれたのだった。
中でも特に、Blue Man Groupというショウは "You MUST see!" ってことだったので、ボストン到着の初日に行ってみた。
シートに座ってわくわくと待っていると、まだ誰も舞台に出てきていないのに、急に観客が反応して「イェーイ」とかなんとか言っている。どうしたのかと思ったら舞台脇メッセージを流している電光掲示板があって、「今日は客席にいるWilliam Smithの誕生日です。みんなでWillamにお誕生日おめでとうと言いましょう。でも歌わないでください。言うだけ。準備はいいですか?では、Happy Birthday William, Happy Birthday Willam, Happy Birthday dear Willam, Happy Birthday to You」みたいな類のメッセージを流し続けているのだ。

その後、顔を真っ青に塗った3人の男達が出てきて、音楽と笑いの入り混じったショウを繰り広げる。ペイント塗料とドラムを使った音楽パフォーマンスはとても格好良いが、メインはお笑いの方かな?彼らは一言も言葉を発しないが、動きや目線で全てを表現しており、間の取り方が絶妙で妙におかしい。
最初のメッセージボードでも分かるとおり、全体的にインタラクティブなショウとなっており、いろいろ客席を巻き込んだ笑いが炸裂するのだった。NYやラスベガスでも公演しているらしいので、お勧め。