一晩空けたチューリヒの朝は、いきなり銀世界だった。一日中降ったりやんだり。こちらの人は慣れているようで、道がアイスバーンのように凍り付いていてもドライバーたちはまったく動揺する様子なし。降りしきる雪の中、バイクで出勤したという同僚も。
相変わらず気温はさほど低くないが、道に残っている雪の冷気で全体的にぴりりとした冬の空気になった。