ちりめん山椒とふきの佃煮

せっかく山椒の佃煮を作ったので、これを利用してご飯のお供を2種作ってみた。

一つ目はちりめん山椒。ちりめんじゃこは、ざるに入れて熱湯を回しかけて、生臭さをとっておく。鍋に入れ、半量程度のお湯と酒、醤油少々で煮ていく。水分が少なくなってきたら味醂少々に山椒の佃煮を入れて煮あげる。最後にざるにあげてしばらく放置し、水分を飛ばしてパラっとした感じに。

家で作ると山椒をアホほども入れられるのが嬉しい。ここで「アホほど」というのは沢山という意味だが、実際のところ、あまりにピリピリするので食べてると確実にアホになっていく感じがする。そう思いつつ止められないのは、山椒には中毒性があるのであろうか...


二つ目はふきの佃煮。
実は先週、田舎のほうにふきを摘みに行くという恒例のイベントを実家の母と約束していたのだが、新型インフルエンザ騒ぎでとりやめになってしまった。おかげで今年はふきの佃煮はなしか...と思っていたのだが、八百屋に手ごろなサイズの山蕗が売っていたので買ってきてみた。

以前母に聞いたレシピをたよりに、適当な長さに切って下茹でし、しばらく水にさらしてアクを抜く。そして少量のお水と酒・醤油、砂糖ちょびっとで煮る(写真左)。本当は時間をかけて、ふきの水分が抜けてくたっとした状態になるまで煮ていくのだが、買ってきた蕗のためか時間をかけてもあまり、くたっとしなかった。適当なところで妥協して、山椒の佃煮少々を入れてできあがり(写真右)。味見してみたところ、実家の味とちょっと違うのは、腕のせいか、材料のせいか...やはり佃煮道は奥深い。