大相撲観戦とちゃんこ

ふと思い立って、両国の国技館に大相撲を見に行った。
思い立ってからチケットを取ったので良い席はまったく取れず、2Fの一番上の「椅子席C」である。行ってみて分かったのだが、椅子席Bまでは椅子にドリンクホルダーつきの小さなテーブルが付いているリッチな椅子なのに、椅子席Cは肘掛もなにもない小さな椅子で、貧乏感一杯となってしまった。
だが、見晴らしはよく、取り組みの様子もわりとよく見えた。遠くに焦点をあわせていたため、ちょっと目が良くなったような気がする。

初めての大相撲なので13時ごろに到着して、幕下の取り組みからずっと見た。ヘタなところから見て、だんだん格があがっていくのが醍醐味ではないかな、と思ったのである。もちろん、弁当も食べた。弁当は朝青龍琴欧州白鵬、など人気の力士の名前がついていて、一律1050円。中身は各力士の好物が入っているそうである。私の選択したモンゴル出身白鵬のお弁当はワカメご飯に鮭そぼろ、鶏からあげ、揚げ餃子、モンゴルの塩を使った茹で野菜、エビチリに煮豆であった。ワカメも鮭もエビもモンゴルにはなさそうな気がするんだが。ちなみに琴欧州弁当は豚の生姜焼きがメインだった。日本に来てから好きになった好物ということのようだ。

相撲の対戦は一瞬だが、いろいろ儀礼的な所作や力士ごとの特有の動作を観察したりして面白く、待ち時間も一瞬に感じた。試合のルールは単純なので、見てて思わず力が入るし。ちょっとはまってしまいそう。ただ、朝青龍栃東も欠場だったので残念だった。こんどは横綱が出場しているときに、枡席で見てみたい。

帰りは、ちゃんこ屋に寄ってご飯を食べてきた。前菜に刺身と、東京風にほんのり甘い出し巻き卵。ちゃんこはこってりした醤油味の出汁で、鶏肉、鶏つみれ、キャベツ、モヤシ、にんじん、大根、豆腐、こんにゃく、などを煮て食す。キャベツの甘みがとても美味しい。けど、ちょっと味が濃すぎて私的には口が飽きる感じ。などと文句を言いつつ、最後にうどんももらって満腹になって帰ってきた。

  • 本日行った店:ちゃんこ 大内