花見ジョギング

いつもジョギングに行くコースの一つに野川がある。川沿いの遊歩道を野川河口であるニコタマあたりからずっと北上して世田谷区を通り狛江や調布を通って三鷹へと走っていくのだが、この途中に見事な桜の並木がある。それも一箇所ではなくて数箇所。見事な桜の大木が川を覆い隠さんばかりに枝を広げていて、満開になったらそれは見事だろうなあと狙っていたのだ。
東京でのソメイヨシノ開花宣言が出て数日のこの週末。そろそろ頃合かと思って野川コースLSD敢行(注:ヤクではなく、Long Slow Distance といってゆっくり長距離走るジョギングのスタイル)。
が、桜はまだだった...。
パラパラと咲いているところもあるのだが、せいぜいが三部咲きといったところ。特に世田谷あたりでは結構咲いているのだが、北上して多摩地区に向かうにつれて開花の度合いは下がり、三鷹近辺の野川公園あたりでは「まーだこれからねー」という風情であった。同じ東京でも、随分と違うもんである。温室ガス効果などのせいであろうか。

それでも、桜のつぼみが膨らんで、今にも咲き出そうという勢いがある中をジョギングするのは楽しかった。沈丁花は満開で良い香りを撒き散らしているし、木蓮や、名前のよく分からない黄色い花が沢山咲いていた。早咲きの桜(ちょっと色の濃いの)もあった。まさに春爛漫。
ソメイヨシノの花見ジョギングは、多分来週くらいが一番見ごろかもしれない。残念ながら(?)来週は花見宴会の予定がみっちり詰まっていてジョギングできるかどうか怪しいけど、時間があったらちょっと走ってみよう。

(追記)名前の分からない黄色い花、実はここ5年くらい名前がわからなくて悩んでいた花だったのだが、こちらを見て解決した。Forsythia suspensa(連翹:れんぎょう)と呼ばれているんですね。いやー、すっきりした!