正月スキー

恒例の年末→正月スキーより本日帰宅。今回は4泊5日の野沢温泉スキー場であった。足、筋肉痛。肩、ちょっと筋肉痛。皮下脂肪、ダメージ大。


それにしても野沢温泉というところは恐ろしい。
野沢は日本のスキー発祥の地と呼ばれるくらい歴史のあるスキー場であるのに加えて、もともと古くからの温泉地なので、スキー場の下にかなり大きな村が発達している。
温泉地なので、どこの宿にも温泉がある。
それだけではなく、「外湯」と呼ばれる無料の公共浴場も13個ある。どれも古い建物で味があり、外湯めぐりするだけで一日くらい楽しく遊べそう。
民宿経営など、村の人口がそこそこあるので、商店なども発達している。コンビにやお土産屋だけではなく、小ぶりながらスーパーに酒屋、薬屋に本屋、と一般商店が沢山ある。
肉屋もある。なぜかどこの肉屋でも、信州名物の馬刺しを売っていて、頼むとスライスしてプラスティックの皿に盛ったものを売ってくれる。あっさりしていてクセがなく、生肉特有の血の気の多い味と歯ごたえが、とても美味しい。

野沢なので、もちろん野沢菜もある。宿やレストランで、デフォルトで皿に盛った野沢菜が出てくる。温泉の湯で生の野沢菜を洗って漬け込んでいるそうで、独特のクセがあって、酒に合う。

というわけで、毎日毎日、(ちょっと)スキーをしては温泉に入ってビールを飲んで、宿の食事を食べた後に、さらに馬刺しをはじめとするおつまみをパクパク食べながら鯨飲する、というのを繰り返していたのである。
ちなみに宿の食事もかなり良く、刺身・焼物・揚物・和え物・鍋・おひたし、というように、毎日の夕飯に必ず6品以上のおかずが出されていた。無論、どれもそこそこ美味しくて、スキー場であることを考慮しなくても、なかなかゴージャスである。
それに加えて、夕食後にテレビを見ながらだらだらだらだらと、馬刺しなどのつまみを食べ、酒を飲み、たわいのないテレビを見てうだうだして、眠くなったら寝る、という生活を、繰り返していたのである。

これ以上はない正月と言えば言えないことはないが、やっぱり恐ろしい。
正月休みの体脂肪率に及ぼす影響がおそろしい。
明日から心を入れ替えて健全な生活をしようと心に決めた、そんな正月三ケ日の最終日の夜であった。