スマトラ沖巨大地震

マグニチュード9で、阪神大震災の1440倍のエネルギーを持つ巨大地震だったとか。物心ついてから大きな震災は経験したことがないが、高速道路や駅まで破壊したあの大地震の1440倍のエネルギーって、想像もつかない。
津波の被害が予想外に広がっている。見るたびに死者・行方不明者の数字が倍増していくのが痛ましい。最終的には10万人にも達する見込みとか。
平均的な標高の低い10km四方の島全体が津波にのみこまれて、3万人の住人の行方がしれないというニュースも。10km四方の島といったら、先日訪れた竹富島の約10倍くらいの面積だろうか。3万人という人口は、竹富島の約100倍。島の中央の高台から見回したあの風景を思い出し、その10倍の大きさが波に飲まれる様子を想像して身震いする。人口密度がそれなりに高く、そして津波警報などを伝える情報インフラの乏しい地帯が多かったために、余計に悲惨な状況になっているのだろう。伝染病などの二次災害も懸念されるということで、ほんとうに悲惨。
それにしても、これほどの大きな自然災害が起こりうるということに、なんだか愕然とする。たとえばアトランティス大陸地震で沈んで古代文明が滅んだという伝説はあまりにも有名だが、それも十分にありうる話なんだなあ。